古文の文脈を正確に捉えるコツ

query_builder 2023/05/23
学習塾(中高、受験生)17

古文の文脈把握を苦手とする受験生は大勢いますが、文脈を正確に捉えるにはいくつかのコツがあります。今回はそれらを紹介しましょう。


1 課題文の全体を把握する


特に説話などが出題された場合は、最初に課題文の冒頭と末尾を読み、主題を大まかに把握してから文中の流れを詳細に読んで行くとよいでしょう。最初に把握した主題から「逆算」して、文中で展開される内容の解釈のつじつまを合わせて行くというやり方です。


2 文法と文脈との関係を考える


古文の文法事項を理解することは、文脈把握には欠かせません。助詞の使い方や動詞の活用形、文の接続などに注意を払い、文法と文脈との関係を考えましょう。文法の使われ方が文脈の方向性を暗示していることが多いため、文法を活用した読みは文脈把握には欠かせません。


3 文中のキーワードを把握する


古文の文脈を正確に捉えるには、文中のキーワードに注目することも有効です。重要な名詞・動詞・形容詞などを特定し、その意味や用法を理解します。これにより、文脈の中心や重要ポイントを把握することがより容易になります。


4 文脈を想像する


文脈を正確に捉えるには、古文で語られる昔の人々の生活や時代背景など想像しながら読むことも重要です。古文の文脈は、当時の社会や文化的背景と密接に結び付いています。歴史的な知識や背景を考慮しながらそれらを文脈理解に反映させつつ読み進めて行くことにより、深く正確な文章読解が可能となります。


5 繰り返し読む


古文には、初見では完全に理解することが困難な場合が多々あります。繰り返し読むことで、文脈や言葉の意味の微妙なニュアンスを見逃さずに把握することがより可能になります。受験勉強は入試本番とは異なり、あくまでも本番への準備段階であるとわきまえて、まずは読むスピードよりも理解の正確さにこだわるべきです。このような訓練に慣れて来れば、読むスピードは自ずとアップして来ます。文脈把握の正確さについても同様のことがいえます。


……以上のコツを総合的に駆使しながら、文脈把握の精度のアップに心掛けた学習を継続しましょう! 

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